高速船あるご

高速船時代の南海フェリー

南海フェリーとは

南海電気鉄道の子会社であり、和歌山港と徳島港を結ぶ鉄道連絡船を運航している海運会社です。
和歌山港と徳島港を結び、和歌山港にて難波―和歌山港間を結ぶ連絡特急に連絡しています。

和歌山港―徳島港間の所要時間は2時間です。
連絡特急サザンの難波―和歌山港間の所要時間は約1時間です。

フェリーつるぎ

徳島港を出港するフェリーつるぎ

南海フェリーは高速船を運航していた

現在、南海フェリーの運航する鉄道連絡船はフェリーですが、かつては高速船も運航していました。
和歌山港―徳島港間の所要時間はフェリーの半分の1時間でした。
南海徳島シャトルラインという航路名でした。

南海徳島シャトルライン

高速船あるご

和歌山港に停泊中の高速船あるご

基本データ

徳島港―和歌山港間を結び、和歌山港にて南海電車に連絡する鉄道連絡船。
現在、この航路には南海フェリーが運航するフェリーが就航していますが、かつては高速船も就航していました。

時刻表

1998年5月9日改正時の時刻表

1998年5月9日改正時の時刻表

徳島港―和歌山港間の所要時間は60分、高速船と連絡特急を乗り継いだ場合の難波―徳島港の所要時間は最短2時間8分でした。

廃止直前の切符

廃止直前の乗船券

廃止直前の乗船券

廃止直前の急行券

廃止直前の急行券

普段の切符はごく普通の鉄道の切符でしたが、廃止直前になると写真付の切符が発行されていました。

船内の様子

普通席

普通席

グリーン席

グリーン席

その他の高速船航路

昔の徳島には南海徳島シャトルライン以外にも高速船航路が存在していました。

徳島高速船

徳島・鳴門と大阪・神戸・関西空港方面を結んでいた高速船航路。
神戸淡路鳴門自動車道全通の日に廃止となりましたが、徳島港―関西空港―天保山(大阪港)の航路は翌日より徳島関空ラインに運航が引き継がれました。

1997年4月1日改正時の時刻表

1997年4月1日改正時の時刻表

徳島関空ライン

関西空港を経由して徳島港と天保山を結んでいた高速船航路。
1998年4月5日に廃止となった徳島高速船の徳島港―関西空港―天保山(大阪港)の航路を引き継いで運航していました。

1999年7月1日改正時の時刻表

1999年7月1日改正時の時刻表

淡路島・徳島へ南海電車を延伸しよう!

和歌山港―徳島港間と同じように、かつて、青森―函館間と高松―岡山(宇野)間には、鉄道連絡船が運航していました。

鉄道路線が開通したのは、
青森―函館間:1988年3月13日
高松―岡山間:1988年4月10日
のことです。

鉄道路線の開通によって各区間の所要時間は大幅に短縮されました。

一方、和歌山港―徳島港間は依然として鉄道連絡船のままですが、淡路島・徳島へ南海電車を延伸することで、大阪・関空・和歌山方面から淡路島・徳島方面への所要時間が大幅に短縮されます。

南海電車の延伸の詳細は下の画像をクリックしてください↓